入院してきたドン!

こんにちは!無事に手術が終わり、入院中溜め録りしておいた録画をたのしく見ているオタクです。


今回は入院とか手術についてのお話とか。ちょっと愚痴じみたことも書いてるので、いやなひとは閉じてね。あとちょっと長めだよ。

さて9日間入院したんですけど、クソ暇かな?と思っていましたがオタクなので全く暇な時間が無かったです。本2冊とHulu(金払ってる)とパラビ(金払ってる)があれば大丈夫!
時間があればドラマを見たり(ボス恋おもしろいね…)、ご飯中も有吉の壁を見たり、映画は見なくてYouTubeはちょくちょく見たり(相変わらずQuiz Knock)……… 。行く場所が屋上かコンビニかしかないのでずっとベッドの上にいたことになるね…。
というか、基本的に回診とか体温測りに来たりとか、一時間おきくらい?けっこう頻繁に看護師さんたちがくるので病室にいたほうがいいのかな、って。もちろん術後はだるいし熱っぽいし動きたくなかったのであれでしたけど………。その間も結局水ダウに助けられましたね…、配信のある時代でよかった…。
ミッフィちゃんのメチャクチャ可愛いパジャマも買ったので気分が落ちることなく、入院4日目の手術までストレスフリーで過ごせました…(その日まで病室に私一人でほぼ個室だったのも大きい)。ちなみに看護学生さんが実習にきてて、2人わたしについてくれたので話し相手もいた…(笑) 看護学生さん可愛かった。

それで手術はね、寝てるだけで終わった…。ほんとうに…。
看護師さん付き添いで手術室まで歩いていって、ドラマみたいにたくさんのライトに照らされているベッドに寝て(部屋自体はドラマっぽくはなかった(?))、心電図のコードとか色々貼って点滴刺して酸素のマスクをつけられて、麻酔入れますねと言われて呼吸しながら自分で目をつむったら手術終わってたよん…。
とにかくメチャクチャ麻酔がきいていて、ずーっと寝てて、術後の一瞬親の顔を見たのは覚えてるけどそれからまた寝て、夜中に「鼻になんか刺さってる…」「酸素のくだですよ!」と看護師さんと会話して、そんでまた寝て…。を繰り返して、13時から手術が始まったんだけど翌日の朝までずっとうとうとしてた…。翌朝お医者さん(たしか手術当日夜に回診に来て喋った)にも「よく寝てたね笑」と言われた…。ちなみに「麻酔で眠っている間は呼吸が止まってるから〜」という説明を受けたときは衝撃だったな。そりゃそうなんだけどさ…。
手術は17時に終わって、その3時間後から歩けるよってことで看護師さんの付き添いで病院の中をゆっくり一周したけど眠かったことしか覚えてないな…。寝てるときも一時間おきくらいに血圧測りにきてくれるけどそれも覚えてないな…。麻酔ってすごいんですよ………。みんなも試してみてね。

で、ようやく覚醒して手術の翌朝。マジのマジで食欲なくてスクランブルエッグを一口食べて、もう食べるのやめちゃった。ていうか、病院食の白飯200gあるんですけど、さすがに多いね。最初のころ無理すぎて残してたけど、食べないとそれはそれでお腹すくからすぐふりかけを買ってぜんぶ食べるようにしました。けど多い…。とにかくおかずもお腹に入らないし、白米はもってのほかでした。残してごめんなさい。
最初にも書いたけどとにかくだるいので(熱が下がってからようやく、だるかったな…と自覚した)、もう手術はしばらくはいいかな…。その日のお昼からは徐々にご飯を食べられました。

あと麻酔がさめて最初にびっくりしたのが、右手には点滴、左(手術した側)にはくだが刺さってて動きにくい〜?!って。体液が出るのでそれが通る管が脇の下に刺さってて、それが溜まった容器(?)はビニールっぽい袋に入ってた。そのビニール袋は紐がついてるから右肩にかけたりして行動したけど、点滴刺さってるから結局動きにくいし…。
手術の翌日の夜に点滴が抜けてからは管にだんだん慣れてきたけど、まぁ邪魔だよね。寝るときも一緒なので、管が刺さってるから怖くて寝返りうてないし体液の溜まっている容器が邪魔でどっちにしろ未動きがとれない…。容器を入れるビニール袋の紐も邪魔(邪魔なんかい)。

点滴が抜けてからは管が入ったままでもリハビリがスタート。
たぶん、私みたいに胸の癌と脇のリンパに転移した癌を2つ取った人はリンパ節を切っちゃってるので腕が上がらなくなってしまっていて、それを改善するリハビリ…。
(カーテン仕切って隣のおばちゃんたちは盗み聞きする限り胸だけ取ってるからリハビリは無かった、たぶん)
ほんとに腕あがんないのよ…そもそも初めは管が刺さってるから90度のとこまでしかあがらないんだけど、そこまでも上がらない…。しばらく手術の傷をかばって背中丸めて歩いてたし、手術中は全く動かない状態だったのでそれもそうなのかな…と。
ていうかリハビリのお姉さんしぬほどピアス穴あって、昔ヤンチャしてたんだろうな!って感じのお姉さんだった。美人だった。エイトの丸ちゃんのオタクだった。
毎日3、40分のリハビリで、退院する頃にはなんとか上まで腕があがったけど今もまだゆっくりかな…。みんな、周りに脇のリンパあたりを手術したひとがいたら優しくしてあげてね。

手術して3日後くらいに管が抜けて、そこでようやく37.5あった熱も平熱に戻る…。テンションが上がったのでスタバにいく。なんと病院の中にローソンだけじゃなくスタバもあったので!勝ち!新作のメルティ生チョコレートのフラペを美味しく頂き、スタバWi-Fiで生きたあと、何事も無かったかのように病室に戻る…。
管抜くとき、いたいかな?って思ったけど全然だった。そもそも肩周りの感覚がなくて、鈍いっていうか自分のものじゃない感じというか、神経も触ってるし、わざと感覚を鈍らせておいてくれてるんだって。
まぁ今までの治療で一番いたかったのなんて針刺すの失敗されたときくらいなもんよ。ほんとにすごいよ今の医療は…。それでも先生たちは朝も夜も土曜日も回診にくるので、どれだけ医療が発達してても忙しいんだな…って…。本当に、医療従事者の皆さん、ありがとうございます…ほんとうに…。(なんの話だっけ…)


それで、ここからは本当に自分でもよく分かってないんですけど手術が終わり、何日後かに点滴も抜け、その何日後かに管も抜けて、ようやく体が落ち着いたかと思ったら今度は急に精神的にきて…。訳もわからずべそべそ泣いている日が2日間。いや、ずっと泣いてたわけじゃないけど…。朝起きて虚無になって何もかも嫌になって泣いてたら体温測りにきた看護師さんに迷惑をかける…。あまり眠れていないことを伝えたら夜に眠剤を出してくれることにはなる(これが1日目)。
でもその翌朝もやっぱりダメでべしょべしょ泣いてたら流石に別室に連れて行かれて(言い方)、面談室ってとこで話を聞いてもらって、なんか…ありがとうございました本当に…。
何が不安ってわけでもないけど何かもう不安で、備えつけの箱ティッシュを鬼のように使った…。
一応がんばって言語化して、「これからの放射線治療がどんなものか(主に副作用が)具体的にわかっておらず不安」という結論に至り、その日の夜、とくに乳腺外科の詳しい看護師さんを呼んでくれることになる…。

話は逸れますが、わたしのばあい、最初5~8センチあったしこりに抗がん剤がメチャクチャ効いて、1センチ未満になったので部分切除で済んだのね。(形も綺麗なままだしもちろん乳首も残ってるし、しかも傷口をかなり小さくしてくれた!先生天才!)
で、話を聞くとどうやら、全摘すればしこりの周りの小さながん細胞も取ることになるので再発のリスクは低いんだけど、部分切除だとどうしても細胞が残ることがあるらしく。それを防ぐために放射線治療をするんだと。[全摘する]のと、[部分切除+放射線治療]だったら今後再発する可能性が同じになることが研究で分かっているらしいので、わたしはこれからまた5週間に及ぶ放射線治療をうけることになります。(週5日間×5週)
…ということなのでこれからも応援よろしくね。(?)


まーそれでもどうしても涙が出るもんは出るわけでして、看護師さんから話を聞いてもどうしても何かが嫌でまた箱ティッシュを鬼のように使う…。
うまく話せなかったけど、一番の原因は、四人部屋の病室の私の隣に二人女性がいて(さっき出てきたひと)、二人とも乳がんの手術だったんだけど、その人たちは髪の毛を失うことなく手術を迎えてて、それを見たときにちょっとだけ辛くなったことだとおもう。わたしは出来なかったホルモン治療だと、髪の毛は抜けないし確か飲み薬だけで良かったはず(よくは知らない。一切病気について調べてないので)。
抗がん剤で吐いたりしたのもつらかったし、わたしだってほんとはオシャレだってしたいし、睫毛がないからメイクもキマらないし、爪の色も変わってテンション上がらないし、なんだかんだ抗がん剤始まったときからずっと眠れてないし、なんかもう苦しくて嫌になっちゃった…。今も思い出しながら泣いている…そしてこんなんで泣くほど弱すぎる自分に泣けてくるという………。早くおわってほしいな。もう針刺さなくていいかなって思ってたけどもし体液が溜まってくることがあったら(基本は吸収される)、また針刺して抜くんだって。マジで上手く刺してくれよ…。失敗されるのはまぁいいとして(さっき一番痛いとか言ってた)、それよりも青あざが残んのが嫌なんだよね。まぁ脇の下だから目立たないとは思うけど…。
なんか愚痴みたいになっちゃった。ごめんね。

そんな感じで手術前日までまあまあ看護師さんに迷惑をかけ(漢方マズイとかわがまま言った、わたしは赤子か?!)、なんとか予定の日に退院…。前の夜に眠剤飲んだのでねむすぎる中帰宅して、どうしてもずっとカレー食べたくてカレーをそのまま食べに行った…。刺激物ほしいよね。退院2日目はお刺身を食べたよ。病院食は生モノも出せないからね…。
割と外的ストレスの無かった入院生活(隣の人たち二人ともいびきかいてたの面白かったけど…まぁ音楽聞きながら寝たからへいき!)で、ゆいいつ病院食の味付けが2パターンしかないのがちょっとアレだったかな。ゆずポンか、カツオだししかなかった。たまに生姜。みんなは、ほうれん草がポン酢でおひたされてたっていう経験はあるかな?わたしはあるよ!ほんのり柚子の香りがして自分の鼻を疑っちゃった!(病院食は塩分使えないとかで醤油使用しないんだろうけどね…。)
まぁわたしは食事制限なかったから毎日ローソンでチョコ買ってたし毎日ローソンでミルクティー買って飲んでたよ♪




今現在、退院して2日経って、眠いのに眠れない日々は続いていますがなんとか元気です。私にはオタクイベントがまだまだ待っているので…(ちなみに今日も天気の子見たら知ってはいたけど推し声優出てて、しかもモブでいっぱい出てきてしぬほど笑って免疫力が500上がった)。
あと看護師さんに聞いてちょっと分かってきたことが、夜中に何度も起きるのは更年期に似てるものなんじゃないかって。ホルモンの何かしらをいじって治療をしてるので、生理も止まって閉経後の体に近いらしい。夜は冬でも短パンはいてても、汗だくで起きちゃったり突然体がぱっと熱くなって汗ばんだり…っていうのがホルモンの影響かもね、って。そういうお薬もあるみたいなのでもっと早く相談すればよかったかもな…とは思った…。もう少し様子見るけど…。

ていうかさ、あんだけやめてと言ったのに、結局母は何かしら情報を得ていたらしく「しばらくは腕あがらなくなるらしいよ(汗」と入院前わたしに伝えてくるって言う…(軽く無視した、ちなみに母の想定一週間以上)。ネットで調べるのはやめてって最初に約束したんだけど…。
まぁね、調べるのは百歩譲っていいとして、それをわたしに言うなっつってんの。わたしは治療に関してはその都度聞きたいって医者に頼んでんだから…。申しわけないけど、リハビリしてくれたんで。ちゃんと上がるようになったんで…。


まあ…とにかく、前には進んでいます………。抗がん剤の効きやすい体、麻酔の効きやすい体、薬が効きやすい体でよかった…とは思います。ほんとうは、新学期が始まるときには仕事に復帰したいんだけどまだよく分からないなぁ…。相変わらず毎日クソジジイとババアが怒鳴り合いの喧嘩してるので、おうちは早く出ていきたいです。新卒の妹の仕事が2月から始まるのでそれの愚痴を聞くサンドバッグにならなきゃいけないしね…。もう早速嫌いな人を見つけたらしくて悪口言ってるよん…。怖いよぉ〜。

最後に皆さんに伝えておきます。ドラマに出てくるがん末期患者がケア帽子を被っている描写で、その人の睫毛がばさばさだったらあれは信じないでください。髪の毛が抜けているということは睫毛もおそらく抜けています(母が「睫毛が残る人もみるみたいだね」と言っていましたが信じていません、まあこれに関しても調べてないので間違ってたらわたしが悪いです)。
あと、首から下の毛に関しては、無くて困ったことがマジで一度もないのでやっぱりムダ毛は、ムダです。あとアンダーも無くて困んないよ、ほんとに…。わたし、治療が落ち着いたらぜったい脱毛通おうとおもいます。

そんな感じでこのあたりで終わりにしようとおもいます。ながいながい入院そして手術のお話を聞いてくれてありがとうございました。
誰も読んでないだろって思ってたら、意外とみんな読んでくれていてなんか恥ずかしいです。ごめんね、殴り書きでさ……。

また何かあったら書きます。よかったら見に来てね。

それでは。明日ぜったいイエローのネイルするって決めてるわたしでした。