ステージ2の乳がんと診断された話

先に私の身分を明かしておくと、コロナ2020入社・リモート研修試され世代23歳女性、ジャニオタです。地元愛知から就職を機に関東に引っ越し、この春一人暮らしデビューをしました。性格は自担に似て明るいので、それを念頭に置いてください。

さて、はてブロタイトルにもありますが、先日私は、悪性の乳がんと診断されました。
せっかくなので日記がわりと言ったらあれですが、少しでも誰かの参考になれば、とブログを書かせていただきます。



まず病院にかかった経緯としては…。
ある日仕事から帰ってきてシャワー前にスーツを脱いだら、ブラジャーを外したとき左の内側が黄色く汚れていた、というところからスタートします。
あわてて自分の乳房に触れると、乳首の上あたりに小さなしこりがあって乳頭からは黄色っぽい液体が出ていました。触った感じ『これってしこりかな?』とかいうレベルではなく、『これがしこりか』と納得するような感じです。
例えるならば、初めて脚がつったとき『今まで話には聞いていたけどこれが"脚がつる"ってやつか』と納得するあの感じです。(分かりやすい)

ちなみに自分のツイートを遡ると、凝りがあって驚いた、みたいなツイートをしていたのが6月10日前後でヒット(何でもつぶやく癖、やめたほうがいい)。
シャワーを浴びる前に全裸で(全裸で)ネットで調べてみたら『良性であることが多い、そのうち治まることがほとんど』、と色んなサイトで見られたのでその時は『まぁ生理前だし…』って感じで普通にシャワーを浴びました。

それからはしばらく、ブラジャーに液体が染み込んでしまって日常生活が不便なので中のパッドを抜いて、普段使っているおりものシートをブラの内側の乳頭に触れる部分に貼り付けて過ごしていました。

2週間ほどたって分泌物の量は変わらず少し赤っぽくなり、生理が終わったのになかなか止まらず『これは…?』と思い乳腺外科に電話。7月の頭くらいだったと思います。
仕事は繁忙期直前で忙しくてゆっくり時間の取れるときがいいなと思ったので、休みだった7月10日前後に予約を入れました。ちょうど一ヶ月くらい経つし、治まらなかったらもちろん行くわけで、治ってたらキャンセルしよ〜くらいの感じでした。


ここではじめて病院に行って、触診やマンモグラフィ、エコーなどの検査。
ロビーで美味しいコーヒーを飲んでいたら看護師さんに呼び出され、「これは近いうちに手術でとったほうがいい」と言われます。
「まだ若いからおそらく良性だと思うけれど」「5センチくらいあるから」ということで『マジか〜…いくらくらいかかるんだろう…親になんて言おう…』と、この時は金銭面の不安。
「一泊二日で大きな病院で取ってもらいます」「そのまえに詳しい検査が必要」「今日でもできますよ」と言われ、先延ばしにするくらいだったら…とその日のうちに針生検(針を刺してしこりの一部をとる検査)に案内されました。
ぜんぜん痛くなくてびっくりした。お姉さんめちゃくちゃ上手い。美人だし…。

そして7月20日前後、その検査の結果を聞きに行ったら改めてその美人看護師さんから「あまり良くないものでした」と診断を受けるわけです。


ちなみに愚痴になりますけど、がんを報告したとき会社とか家族に「早く見つかって良かったね」と結構言われているのですが私の何を知っていて"早い"という認識なのかちょっと教えてほしいです実際良くもねえし(爆笑)


最初はショックを受けましたが、ぐるぐる考えてもしょうがないな!と思ったら、何故か割と平気でした。
ツイッターで吐き出したらフォロワーさんがみんな話しかけてくれて、マジで私のフォロワー優しいから何でも相談乗ってくれるし何でも教えてくれます。最強ですツイッター
あと、ツイッターランドでは『ネットは15割デマ!』『ネットの情報を信じるな♡』というネットの情報を毎日観測しているので、特に乳がんについて調べることもなく自分の不安を煽ったりもしなかったのがかなり大きいと思います。大好きツイッター
ほんのちょっと前、推しの舞台観劇のために切って染めてパーマかけて…と贅沢を味わわせた髪の毛を治療のためばっさりベリーショートにしたのはめちゃくちゃ勿体ないですが、それ以外は案外強く生きています。友人に「そんなウィッグ買うのに前向きな人初めて見た」と言われるくらい元気です。


7月中に即帰省して実家の愛知で7月末に精密検査を一通り終え、今に至ります。
抗がん剤の治療が明日からスタートして、のちのち手術もします。


最後に、23歳新社会人、まだ社会の仕組みをよく知らないまま乳がんと診断された私の、今現在の気持ちです。

【悲しいこと】
・何より親に迷惑をかけてしまう
→お金のかかることなので本当に苦しいです。ここまで育ててきてくれて、大学まで出てお金をかけてもらってきているので、社会人になってようやくおうちにお金を入れられる、と思ってたのに…。
必ず恩返ししたいと思うけどこの先の見通しが立っていないのでまだなんとも言えないのが現実です。

・仕事を休まなければいけない
→生きていくうえでお金は必要だし、お金がないとオタ活すらできないので悲しいです。

・実家に戻ってきた
→この5ヶ月自分だけの消耗品だったものが誰かと共有になるのが嫌!(笑)今まで快適だったぶん余計……。


【やっておいてよかった、やっておけばよかった】
・ちゃんと保険に入っておけばよかった
→学生のうちは親の会社の保険に入っていたけど社会人になってから外れてしまったので…。生命保険とかちゃんと探してすぐに入っておくべきでした。
おそらくがんだろう(詳しい検査が必要;大きい病院で精密検査する前)っていうグレーな時に入れる保険はありませんでした…。

・クリニック、病院の領収書は取っておいてよかった
→オタク、レシート溜めがちなので今年の春の歯医者の領収書が先日何故か会社の資料から出てきました。どっちにしろこれから高額医療になるのでこれも併せて申請しようと思っています。

・検診に行こう
→これにつきます。私の場合、かなり進行が早いらしいので定期的に検診に行くことで見つけられたものなのかは定かではありませんが、やっぱり健康診断とか大事……。みんな、検診に行こうね。
※ちなみに、乳がんは遺伝で発症することが多いらしいのですが私の家系にがんはいないのでそのへんよく分かりません。どの血の娘なのだろうか。


【現時点で困っていること(かなり我儘な性格ver.)】
・マンションを解約するか物凄く迷う
→今は実家に戻ってきて病院に通っていますが、せっかく関東に見つけたマンションだし、初期費用もかなりかかったので手放すのがめちゃくちゃ勿体ない。家具家電もバイト代ためて全部自分で買っているのでそのままにしておきたい…。水道とガスはとりあえず止めましたが。(そうですか)

・本当に正直なところ、私の姿を見て家族に泣かれるのが一番困る
→この先も、治療で髪の抜けた姿を見て泣かれるのかと思うと正直面倒…。本音を言うと「頑張ろうね!」「早く治そうね!」という言葉すら面倒に思えてきます、最初のうちは…。(今は そうだね、としか言えないから)
治療や検査のことを聞かれても私は医者じゃないので知るわけないし「痛いかもよ〜(笑)」とかそういうのいらないです。あまり親のことを人間としては大好きなわけではない、というのもあって、とにかく面倒だなって思っちゃうこともあります。

・現場に行きたい
→これにつきます。オタク、現場がないと心がしぬので現場に行きたいです。コロナのアレで今は見送り現場パラダイスというわけではないのが唯一の救いですが、自グループは普通に10月に舞台が決まりました(すごいね)。
今のところ、ウイッグをかぶってでも這いつくばってでもなんとしてでも行きたいので宜しくお願いしますという気持ちです。
現場に行かないとリアルに、ガチで、(出川?)、生きるモチベーションが上がらないのでそれになんとか体調を合わせていきたいです。




それでもなんだかんだやっぱり、大学生の頃から、稼いだバイト代全てをグッズや現場に溶かすほどのオタクなので自担という生き甲斐があることが何よりも心の救いです。

この先、正直治療そのものより、家族や周りとの人間関係で悩むことが増えてくると思います。気を遣うのも遣われるのも疲れちゃうよね。我儘だけど。
そんなときにアイドルがいる…アイドルも頑張ってる…と思うだけできっと頑張れそうなので、やっぱり、オタクって凄いよね〜(小並感)!!
…という終わり方でそろそろ締めさせていただきたいと思います。


最後に、ツイッターのフォロワーへ。
なにか聞きたいことがあれば、私で良ければ何でも聞いてください。あと暇つぶし用におすすめのコンテンツなどあれば教えて下さい。(これが一番声を大にして言いたいです。)よろしく。

ではまた。何かが溜まったときに書こうと思います。